さくらニュース 16年 8月号 徹底的に考える 

2016年10月13日 / さくらニュース

アイデアは徹底的に考えると生まれる

 

ミシンを発明したシンガーはどのようにミシンを発明したか、のエピソードが面白いのでご紹介します。ミシンを発明するときに難しかったのはそれまでは、針の穴は後端、つまり針の尖っている側と反対側についていました。したがって針を布で刺した後、針先をUターンさせてまた、布に刺さなければならないと考えたのです。その方法で縫うのは非常に困難でした。しかし、ミシンの生まれる前までは布を縫う作業と言うのは前述のように針の糸は針の後端の穴に通すというのが常識。その先入観のため、針の先端に穴を作るという発想が生まれませんでした。それでもシンガーは長い間徹底的に考えました。そんなとき、彼は夢を見ました。野蛮人に槍(やり)で殺されそうになる夢でした。その槍の先端には穴が開いていたのだそうです。その時目が覚め針の先端に穴を開けるアイデアを思いついたそうです。そうすれば針の先端に糸を通し、布を突き刺して下糸を絡ませ引き揚げて縫うという作業ができるという発想になりました。ここで重要なことは何か解決策は無いか徹底的に考えたことです。徹底的に考え抜いたから槍の先端に穴が開いていたことがヒントになったのです。徹底して考えなかったらこのヒントを見逃していたでしょう。

 

鉄道の駅の自動改札機を発明した研究者は切符が機械の中を真っ直ぐに通らなくて困っていました。切符はいくらやっても曲がって送られてしまい詰まってしまいました。ある時、自分の趣味の釣りで川面を見ていて、枯葉が流れて石にぶつかり方向が修正されていたのに気づきました。その瞬間、切符の流れを修正できるヒントを見つけたそうです。この場合も徹底的に考え抜いて、趣味の釣りに行ったとき川の流れと枯葉と石で発明のヒントが見つかりました。これも切符の流れの修正方法を徹底的に考えていたからこそアイデアが見つかったのでしょう。そうでなければ、流れる枯葉の気づきを得られなかったと思います。かの有名な物理学者ニュートンも万有引力の法則で同じだった訳です。引力のことを徹底的に考えていた時に木からリンゴが落ちるのを見て万有引力の法則を発見しました。これも引力のことを徹底的に考えていなければ一般人のように、ただ「ふうんリンゴが落ちたな」と見過ごしていたと思います。筆者自身もサラリーマン時代、営業をしていたある時期に目標達成が非常に困難で、それでも絶対目標達成したいと思い徹底的に考えました。その時にテレビで時代劇を見たおりに、巻紙の手紙を見てヒントを得ました。筆者は長さ約2メートルの巻紙手紙のDMを作成し見込み客に30数通郵送しました。それが功を奏し5件受注し非常に困難な目標を達成できました。徹底的に考えることで普段見ている何気ない風景が大きなヒントになり目に飛び込んでくるようになります。