さくらニュース 20年 7月号 リモートワーク

2020年7月29日 / さくらニュース

テレワークとテレビ会議

コロナ騒動が起きてテレワークがかなり拡大してきました。筆者もコンサルやら異業種交流会のテレワークの例会・飲み会を経験しました。そのようなことから気づいたことを述べてみたいと思います。 単なるメリット・デメリットはビジネス系のNETから情報収集すればいいのではないかと思います。よって、それとは別な観点から情報提供しましょう。アルバート・メラビアンの法則と言う理論があります。人間関係のコミュニケーションで通じるのは①言葉の意味で7%②語調で38%③その他が55%というものです。①は国語辞典的な意味であり、ロボットが話しているフラットな話し方を創造してみて下さい。②の語調は①を補うものとして声の大きさ、抑揚、早口、のんびり、イントネーション、感情的な声などを伴うと言うことです。筆者はこの法則をセミナーなどで説明する場合「私は貴女が好きです」という言葉をいろいろな話し方で声に出してサンプルを紹介します。声の抑揚もなく感情もないように前述のロボット調に話します。そうすると受講者は納得してくれます。③のその他の55%がかなり重要なのですが、それは視角・ジェスチャー・表情・服装・その他もろもろの見た目です。例えば正装でいるべき結婚式なのによれよれで汚れたTシャツを着ている人の祝辞を誰がちゃんと聞くでしょうか。

同じように営業マンが商品説明をしているときに怖い顔、自信の無い顔をしていたらその商品を買おうとは思わないでしょう。このように言葉以外の要素(見た目)が非常に重要なのです。テレワークやTV会議でこのあたりのことがあまり議論されていないのが気になっています。TV会議の場合見た目自体平面的に映し出されるのですが、リアルの場合と画面に映し出されるのは少し違います。はっきりわかるのは下半身が映し出されないこと。したがって、貧乏ゆすりしていても、リアルであれば何らかの理由で落ち着きがない、など推測出きますが、画面からでは分かりません。また、特に多人数でのTV会議などは画面が小さくなり、細かい表情などは見えにくいですから注視して参加したほうがいいと思います。相手が何を考えているのか、思いやりがあるタイプのリーダーあるいはメンバーは黙っていてもその表情などで気付けると思います。そうではないタイプの参加者は言葉に出さないタイプの人の表情をよくみて意見を吸い上げるよう努力した方がコミュニケーションのためによいでしょう。テレワークは移動時間の削減と言う大きなメリットがあり、活用すべきなのは分かり切っていると思います。是非、これらのことを注意してご活用いただきたいと思います。