さくらニュース 20年 10月号 発想法
2020年10月29日 / さくらニュース
発想法=想像力を伸ばす行動
新しいアイデアは突然生まれることは、ほとんどなく、何かヒントがあってアイデアが生まれます。そう考えてみると、自社の業界ばかりに目を向けて、他業界のことなどに関心を持たない人は、創造力が伸びないことになります。つまり、良くある発言で「うちの業界はあるいは会社は特殊なので……」というような人はなかなか創造的な仕事は難しいと言わざるを得ません。
何からでも学んでみたい、と思う人が想像力を伸ばすタイプといえます。好奇心が大事です。
想像力を伸ばす行動をまとめてみました。
1.誰とでも頻繁に多くの情報交換をする。
異業種の人と積極的に付き合う。ただ、ヤル気のある人でないと無意味になります。
2.成功例や失敗例を参考にする。
自分、自社内、他社、他業界、いろいろな成功事例失敗事例を探す。
3.観察力を大事にする。
例えば、他社を訪問した際、室内の雰囲気、壁のポスター、応対、レイアウトなど、何か自社で取り入れることはないか探す。いわゆる好奇心が大切ということです。
4.情報源の相手に質問するときの方法。
なぜ、その事を考えたか、原因、効果 課題、障害、コスト、6W2Hで具体的に質問する。 また、当たり前だが傾聴力を重視する。
5.少しでも良いアイデアはすぐにメモする。
いい案が浮かぶのは、トイレ、就寝前、通勤途中などといわれています。特にベッドのそばにはメモをおいておき、思いついたらすぐにメモします。夜が明けたら忘れてしまうことがよくありますので注意しましょう。
6.自分自身を追い込んでみる。
例えば、部下に「問題解決のアイデアを今週の会議までに、10個考えてくる」と宣言してしまうのです。さらには部下に「私は10個考えるので君達は5個考えてきてくれ」と言うのもいいのでは……」これが一番重要かも。
7.人の話を良く聴く=傾聴力を身につける。
特に部下の話を良く聴くようにする。部下の話を良く聞くようにしないと、部下からのアイデアが出てこなくなりますので、傾聴力は非常に大切です。
8.集中して考える時間も大切です。
集中力を持ってアイデアを考え書き出してみる。そのときに会議室などに一人で閉じこもり、緊急以外の電話など取り次がないようにしておく。部下の相談も同様にするなど、徹底することも大事です。