さくらニュース 15年 10月号  仕事はすぐやる

2016年10月13日 / さくらニュース

先日筆者の顧問先で次のようなことがありました。

 

Bさんが外出しようとしたところに、彼の上司Aさんが次のようにいって会議室に入りました。「B君、出かける前に3分ほど打ち合わせしたいことがあるんだ。ちょっとだけ、会議室に来てくれ」 Bさんは「はい、分かりました」と返事をしましたが、カバンの中に必要なものを入れるとか、メモするなど、上司との打ち合わせが終わったら出かけられる準備をしていたようです。 その準備に2、3分はかかっていました。 上司Aさんは、すぐに会議室に来ないBさんにイライラして言いました。 「3分程度の話なのだから、先に打ち合わせを終えてから、外出の準備をすればいいだろ。言われたことはすぐやれ!」 その光景を見ていた筆者も上司Aさんと同じことを思いました。仕事のできる人は相手を待たせないようにします。 他の例で言えば、電話になかなか出ない会社はイライラします。 お店のカウンターなどで長時間待たされるとイライラします。社内でも依頼した事をすぐやる人に仕事を依頼したくなります。だから、依頼されやすい人はどんどん育っていきます。また、すぐやる人は、仕事の優先順位が良く分かる人であり、そういう人はテキパキと仕事するようになるのです。そういう人は、同じ時間で多くのことをこなすようになり「仕事のできる人」と言われるようになります。そういう意味で、お店でも電話でも、お客様にお待ちいただく場合の挨拶用語は、次のようにしたほうが良いでしょう。「お待ちください」ではなく「すぐにとりかかります」「すぐお持ちします」「すぐ、お調べします」と。

 

考えてみましょう。「お待ちください」はお客様への命令形です。それ以外の「すぐ…」は自分の方から動く言葉です。ですから、二つには大きな違いがあります。実際に感じのよいお店や会社は「すぐに…」、この言い方が多くなっています。筆者がお店に行って、同じ時間待たされたとしても、後者の受け答え「すぐに…」という返事のほうが良い感じがします。また、実際にすぐにできるようにいろいろな準備もしておくようにすると良いでしょう。例えばショールームなどでお客様から時々依頼される資料などは事務所やバックヤードに行かなくても出せるようなところに準備しておく。それはショウルームのカタログラックの一部にしまっておくなどのことです。そうした点、進んでいる会社では営業マンがタブレット端末を持ち、それにいろいろなデータや説明文書を入れているので、お客様の要望に沿った資料をすぐに取り出し説明できる。このような工夫も多くなっています。中には「私はステップを踏まないと動けないタイプなんで…」などと言い訳をする人がいます。そうしているとお客様が逃げてしまいます。ドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者は元松戸市長で「すぐやる課」を創設し大人気の市長でした。