さくらニュース 15年 9月号  因果応報

2016年10月13日 / さくらニュース

原因と結果(因果応報)ということ

 

タイトルの(因果応報)というのは仏教の言葉です。仏教は意外と科学的だと言われています。それはこの言葉が影響していると思います。物事には原因があるから結果があるということ。ですから非常に納得がいくと思いませんか?良い悪いは別としてキリスト教では奇跡ということをよく言います。奇跡とはありえないことが起きるようなことですから、両宗教はこのあたりの考え方は違っている部分かも知れません。

 

京セラの創業者、携帯電話KDDIの元社長でJALを再建した稲盛和夫氏は仏教の信者で出家された方です。その稲盛氏も講演で因果応報のことを言っておられます。良いことをすれば良い結 果が出て、悪いことをすれば悪い結果がでるのだと。ただ、それにはタイムラグ(時間差)があるのですよと……。このことをビジネスに例えてみましょう。親切な車の営業マンA氏が、路上で車 が故障して困っている人B氏を発見しました。見知らぬ人でしたがA氏は声をかけ、車を止めて見てあげ、簡単な故障でしたので無料で直してあげました。彼は帰り際に挨拶をし自分の名刺を渡し ました。「よろしかったらお暇な時にでもショールームにご来店ください」と言って…。それからしばらくし、B氏は車を買い替える際にA氏から購入しました。そこまでうまくいかなくても最近 は車の営業マンも車検の入庫が実績として評価されるようになったので、そのような親切をされれば車検ぐらいはA氏を通して依頼するでしょう。 しかし、このような良い事ことをしてもこのストーリーのような見返りがある可能性は少ないでしょう。A氏はもともと100%の見返りを求めてやっている訳ではありません。このような恩返しをしてくれる人ばかりではありませんから。また、仮に 親切をした結果、その恩返しのように車が売れたり、車検を依頼してくれたりしてもそれは数か月後から数年後だったりします。このように良いことをしてもタイムラグがあるのが一般的です。そ れでも良い原因を作れば良い結果が出る確率は間違いなく高まるでしょう。逆に悪いことをすれば悪い結果が出るのが一般的です。悪いとは犯罪だけではなく、約束を守らないことなどは信用を失 います。例えばビジネスでは約束の納期を守らなければ、次回からの仕事に悪影響が出るでしょう。 プライベートでも意地悪をすれば意地悪でお返しがあり、友人仲間での評判も悪くなります。良い事と同じように悪いこともタイムラグがあります。是非、見返りを求めないで良いことを、つま り良い原因を作って行きましょう。仮にそれで良い結果が出てくるのが遅くても、良い行動自体が人生を楽しくしてくれるはずですから。